藍色、わたし

日々、思うこと

2024.03.09

2024.03.09

 

ふと思い出して、好きだった人のLINEを意味もなく、なんとなく開いてしまう

大学一年生のときに好きだったサークルの先輩。見た目がドンピシャにすきだった。

色白、切れ長の目、ツンと高い鼻、丸い後頭部、サラサラの黒髪、線の細い身体、でも夏になるとシャツから伸びる腕は意外にも筋肉質で、どきっとしてた。

カメラと登山が好きで、クールで無口な雰囲気だけどたまに人懐っこく遊びに行こって誘う、いわゆるTHE沼みたいな、まんまとはまってた私

 

今振り返ると、自分でもびっくりするくらいのめり込んでて、先輩にいわれるがまま初心者のくせしてプロ並みの良いカメラを買って、大の運動嫌いだけど、登山なんて興味ないけど、先輩が好きだから、興味あるふりして道具買い揃えて、結局使わなかったけど。どうにかして、共通点を作ろうって必死だった。

いくら注ぎ込んだんだろう19の自分こわい

好きが強いほど恋愛って下手くそになるって本当に思う。

 

初めて飲んだお酒は先輩が頼んでくれたカシスオレンジだし、今までで一番感動した景色は先輩が連れてってくれた美しが丘でみた天の川、初めて異性と行った花火大会、先輩がお酒の場で何気なく言った、こういうの好きなんだよねって先にある大根おろしがいっぱい乗ったなすの揚げ浸しは今では得意料理、先輩と初めて会った武蔵小杉駅タリーズ

 

最後に会ったのは3年前で、

ずっと変わってなかったLINEのアイコンが変わったのに心臓がひゅんってなった。

タップしたら全然知らない顔が映ってて、びっっっくりした。悲しかった。好きだった切長の目はくっきりした二重になってて、白すぎる歯に揃いすぎてる歯並び、ワックスでセットされた髪

 

男の人って整形や歯列矯正をする人まだまだ少ない気がするけど、悩んでたのかなあ、好きだったのに、関係ないのに、余計なお世話すぎるけどすごくすごく悲しい。

 

人は見た目だけじゃないって思うけど、結局忘れられないって記憶に残るのは見た目がタイプな人だと思う

 

初恋を超える恋ってあるのかな時間が過ぎれば過ぎるほど、過去の恋が美化されていくのは私だけ?